ゲシュタルト療法と組織開発

学ぶ場を置き換えてみる

8月10・11日は、百武正嗣先生の「ゲシュタルト療法を組織開発にどう活かすか」を学びに東京へ、12日の本日は知人が京都府宇治市で開催している「注文をまちがえる料理店」に行ってきました。

まさに昨日の学びを分かりやすく体感。認知症の方が活き活き注文をとられるワンシーンワンシーン。さりげないサポーター、やさしいお客さんのまなざし、美味しい料理、素敵なお店、そして注文を頼んでいる私達。

一見構成されているように見えるのは「安心」「安全」な「場」の基礎要素だけ。実際の展開はまさに集う人々に委ねられ、身体的な感覚、感情やこころがダイレクトに生まれキャッチボールされていく。行列、出会い、笑顔、会話、失敗、愛嬌、美味しい、笑い声、談笑。

ふと、思考が導引される要素が限りなく少ない事に気づく。かえってスムーズさを欠いてしまうので誰も思考に寄り道しない。ワークでの戸惑いが嘘のようでこの感覚を覚えておきたい。

店内の無数のコンタクトが飛び交い、「あ!そうなるんだ」「なるほど」「また芽生えた」がクリエィティブに展開されている心地よい時間でした。

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