歓迎勉強会

勉強会の再開

集合勉強会を再開いたしました。
入室時に手洗い、マスク着用、窓を解放し、途中で休憩を入れるなど時間と距離を工夫しながら進めました。

今回は、自粛直前に入職された方を含め、ビブリオバトル(自分で読んだ本の紹介)を通じてパーソナルベースの情報交換を意図させて頂きました。
全体では2回目の開催で数カ月前からアナウンスしていたので、普段本を読むことが無かった職員の方が興味深い小説を紹介してくれました。
「ジャケ買いですよ」と言いつつ、読みにはまったと言ってくれました。これもまためぐり合いです。

入職者の方が、チャンプ本の一つに選ばれて、全員の前で再度ご披露して頂きました。
人と成りが垣間見え、少しお近づきになれたのではないでしょうか。

価値観の共有化

人材育成・組織育成

前回はビジョンである ”こころに残るクリニック” を明確化し、今回はその定着へとコマを進めています。

そもそも ”こころに残る” とはどのような感覚なのか、人は何を心に留め置くのかを一般消費者の視点で考えるワークショップを実施しました。

その後自分達のサービスに置き換え再考することで、言葉の意味を具体的に自分達の腹落ちできるレベルにもっていきます。

掲示する(ビジョンの見える化)段階では、文字だけでなく、受け取った感覚を色で例えて表示することで、思考で受け止めるのではなく、それを見るとすぐさま、自分が覚えている感覚にノックできるよう、ここでの学びを日常へと繋げていきます。

組織としては、顧客満足度の高さに甘んじることなく、常に学び続け次を見据えて成長していきたいと思われています。

定期研修から創りたいものは

変化のフィードバック

今月のクリニックの勉強会は、”ことば” についてのワークショップを実施しました。はや12回目を迎え1年が経過します。

勉強会の起源は、”本来私たちはどうあるべきであろうか” をともに学び感じながら成長していく時間が必要だと感じたからです。

ありがたいことに成績が伸びるということは、顧客から一定の支持を頂いているということです。ではその支持の源というと、設備、サービス内容が良い事はもちろんですが、それを提供している人、いわゆるそこに集う職員がどのような気持ちで仕事に携わっているかが重要です。

最初は業務多忙と参加に後ろ向きだった職員も、回を重ねるごとに ”価値観の共有と創造” の必要性を肌で感じてくれるようになっていきました。

そしてやっと、今月回収の受診者アンケートに「オープンからずっと利用しているが、今年は何かが違うような気がする、一番良かった」というご意見を2件頂きました。それを聞いて一番驚いているのは、当事者である職員の皆さんです。徐々に変化していくマインドセットは、自分達では気づかないのかもしれませんね。

それを見抜くのは、1年に1度ご利用下さる受診者の方なのでしょう。
次に気づかれたのは管理者の方です。「確かに以前と違うと、例えば提案が増えた、笑顔が増えた、会議での理解が進みやすくなった、提案に対する受け入れが良くなった」などなど。

勉強会では、職員同士の対話をメインに学びが深まるよう設計するのですが、ポイントは、テーマはクリニックの中から探すということです。そのためラウンドしヒヤリングすることでテーマが決まってきます。課題となっていること、関心があること、誰も気づかれていないが必要だと感じた事などを取り上げます。

今回は、”ことば” を大切に取り扱うという気持ちが持てたら、さらに関係性が促進するなと思ったからです。結果は受診者の反応に表れてきます。

看護大学講義

3回生のキャリア教育

自身の学生生活を振り返ってみると、3回生の秋は、最も落ち着いていた時期だったかもしれません。

もちろん4年間のどこを切り取っても新しい知識とそれを活用した実習の繰り返しなので多忙と言えば多忙です。

その中でもあえて言うなら、この時期は少しだけやるべき事の先が見えて、それに行動がついていくようになり、わずかばかりですが気持ちに余白が生まれていた時期だったように記憶しています。

4回生まであと半年、実習でも一気に求められる内容が難しくなると同時に進路の選択の準備に入っていきます。それが分かっているだけに3回生のこの段階で、自身の人生を振りかえりながら学生生活3年間の意味づけを行ってもらいました。自分を省みた後に、改めてキャリアデザインを思考頂きました。

「この時期に振り合えれて良かった」「今からやるべき事が見えた」というお声は、私自身も思い当たります。実は昨年までは4回生のみの担当でしたが、出発点を共にじっくりと考える機会を頂けたので来年に向けて連続した流れにしていきたいと思います。

役割と情報伝達

ワークショップを通して

コンサル先、本日は日頃の役割をチェンジして研修にのぞんで頂きました。

スタートと同時に動きだすマネジャー(役)の人もいれば、考えこんでしまうマネジャーもいます。

そんな時メンバーシップはどのように機能しているのでしょうか。

伝達されるのを待つだけの人もいれば、自ら「やるべきとは何でしょうか」と尋ねる人もいます。

そう、今与えられたこの時間に自分の立場でできる事がいろいろあるはずです。

会話やジェスチャーは禁止でやりとりは筆談です。

すると普段は伝わったと思っていたことが伝わっていない場面を体験!コミュニケーションのエッセンスが見てとれます。

・知らない事は自分から聞き、自分が知っている事は他人が必ず知っている訳ではないと感じた。
・「何?」で止まらず、自分から知っていることをしなければならないと思った。
・分からないことに対して、何が分からないか聞いて解決していくことが大切だと思った。
・上司が早い段階で情報伝達してもらうと助かるし、部下も「わからない」という自分について表現して的確な指示を受ける責任があると思った。などなど

立場変われば見えてくる景色も変わってきますね。

全体研修

身体拘束

この施設はコンスタントに定期研修を開催しているため一定の知識は備わっており、そもそも現在同意書を必要とする身体拘束の事例はありません。
今回の研修では、スピーチロックをはじめ、目に見えていない、意識さえしていないが拘束になっていないか・・・という広い意味での自分達の価値観に照らし合わせて頂きました。

皆さんが自由ではない時を思い浮かべると
*気持ちが縛られれいる時
*時間に追われている時
*意志が通らない時
*やりたくない時をやらされている時      との事でした。

では入居されている方はどうでしょうか?
介護や支援を要する方の場合、どうしてもご自分だけでコトを成立させる事が難しくなってきます。
自分で何でもできていた頃には感じなかった不自由さを痛感させられるのです。
「ちょっとお願い」この一言にどれだけの遠慮が潜んでいるか。
待つ時間の長さだけ「申し訳ない」という気持ちが募るとしたら。

すぐに対応できない物理的な問題を解決するとしたら、そこには「待っていてくださってありがとう」「こちらこそ」という信頼関係が打ち消すのではないでしょうか。
可能な限り自由を制限しない・・・こんな視点でサービスを考えてみるのも一つです。

定期勉強会

顧客の目線

本日は、顧客(受診される方)が満足できる目線を共有する研修をさせて頂きました。
一般的に期待・想像されている範囲をゼロ水準だと捉えます。例えば清潔が保たれていて整理整頓されている、雑誌や新聞がある。

これを下回ると人は不愉快に感じます。例えば、朝一番の施設利用なのに洗面台に水滴が残っていて使用感がある、ごみ箱にゴミが入っている。なぜなら、そこには、朝一は清掃されているだろうという期待があるわけです。壁にかかっている絵が歪んでいても違和感。このマイナス水準は早々改善すべき点です。

例えば設備が古くて退色や変形を帯びていても清掃が行き届き、綺麗に保とうとされている事が伝わってくれば不愉快にはなりません。逆に新設で一見高級なのに白い床の一部が汚れたままだとすると違和感。ここに携わる人は、どこを見てるの?何を大切にしてるの?形ばかり?と。

逆もしかりで、バリウムが飲みにくい、注射は痛い、検査はしんどいのが一般的な捉え方ですが(ゼロ水準)、もしも注射が痛くなかった、検査がしんどくなかった、バリウムがおいしかったとなると、これはプラス水準、要するに売りになりえます。

日常化してしまい気づいてない点をどのように気づいていくのか?ということで、本日の研修は現場での視点の持ち方を体感いただきました。
普段と違った目でみると沢山の気づきがでるでる、アイデアを一覧表にして早々実践ベースで使っていきます。

大学病院 看護師1年目のキャリア教育

自分をどう見る

学生を終え初めて就職した頃のことを思い出します。
要領がそれほど悪くなかった私でも、最初の3ヵ月はバテバテでした。
見るもの、聞くこと全てが新しい上、限られた自分の知識で実践フィールドに入っていく訳ですから。
「こんなに私出来なかったかな~」「これがずっと続くの?」「先輩すごすぎ」・・・・

この時期、自分に自信を持っている人の方が少なくて当たり前なのではないでしょうか。
自分のマイナス面ばかりがポップアップされ、その渦に巻き込まれ押し流されそうになる。
しかし良く考えてみると、その思考はどこから生まれているのでしょうか?

研修ご担当者様からは、「80人の皆様の反応より、ものごとを多角的にとらえ、考え方を変えてみようという契機に繋がってくれたようです」とのお話でした。
毎回私の中で沸き起こってくるのですが、「応援したい!」この気持ちが高まります。
3年後のキャリア研修でお会いできることを楽しみにしております。

ケアスタ介護研修

対話や協働を促進します

介護・医療現場では、正しい知識や技術の習得と研鑽は欠かせません。

そこで弊社では、定期的に「無料教材 Eラーニング」をアップしております。
この狙いは、知識の習得は必須ですが、自己学習が可能な範囲は無料教材を中心に底上げできる部分だと思っております。
そこで各個人で努力頂きたい点は、自己学習で得た知識を丁寧に現場や対象者と照らし合わせて観察し、知識の定着を促進頂きたいです。

一方ワークショップ要素を取り入れたケアスタ研修「New 学びスタイル」では、知識の応用や思考の発展を目指して集団として成果を出す上でのアプローチに役立てていただきたいと思っております。上記が個人の体力向上と例えるなら、こちらはチームの体力向上とでもいいましょうか。そのためには、職員同士の対話や協働を通じて、あらゆる相互作用の中で学びを促進していくことを狙っており、ワークショップはその手法の一つです。

職員の皆様が多忙な中で集まる以上、対面研修の効果を最大限発揮することを念頭において研修させて頂きます。

価値をつくる

コンサル先のクリニックでは、月1回の研修を実施しています。
第九回目となる今月は、ターゲットに合わせた価値の視点を高めることを意識して構成しました。

介護や医療を提供することを業としている以上、それを安心、安全に提供することは当たり前の範疇で、そこに付随する接遇、適度なスピード、正確性などは標準装備のはずです。

その上で、お得感を感じるコースもあれば、特別感や充実感を感じたいというコースを表現していくにはどうしたら良いのでしょうか?
健診価格も下は8千円前後から上は15万円前後とかなりの差があります。

上限価格帯であるスペシャルドックのリピーターをいかに増やせるかに注力しており、検査項目以外の違いをどれだけ出せるかがポイントになってきます。携わる職員、設備、検査前後を含めた一定時間を活用して、他院にない特徴のある健診体験を提供していきたいところです。
身近な例から我が事へシフトできるように、気持ちと思考を行ったり来たりする研修とさせて頂きました。
ほとんど座る間がなく作業頂きましたが、座って考えるより、動きながら考え動きながら相談することで、いつもと違う会話のはずみ具合が感じられました。