組織力

現場力に左右される

コンサル先のクリニックでは、集団健診を実施する時期がやってきました。

半日で200人の受診者に対応していきます。

この日に合わせ、クリニック内部も模様替えし、準備万端で臨みます。

 

コンサルタントとしては、

この機会を通じ内発的モチベーションの向上に主眼をおきました。

向上させる最大の鍵として、自立性、有能感、関係性の3点があります。

中でも重要で欠かせない要素が自律性です。

半年前、初回の打ち合わせの段階で、他者に統制されている感覚や

前例通りやるものという、非主体的な捉え方を払拭させて頂きました。

究極は、「やりたいか」「やりたくないか」であり、

やりたいなら、それは何故かが重要です。

医療関係者として、健康を取り扱うプロとして、

健康をチェックさせて頂き、意識付けの機会を短時間に頂けるのです。

 

そこに気づけたら、関係者間の協働力も強化されます。

「検査ミスをしてはいけない」というより、「ミスはしたくない」と思えると、

自分の主業務以外にも目配りができるようになります。

当然ですが、検査ミスはありませんでした。

 

最終報告では、準備からスタッフが一つになったように感じられたこと、

お互い笑顔で対応できた事が嬉しかったということでした。

運営コンサルタントとしては、業務をやり遂げてもらうだけでなく、

仕事を通じて新たな自分を見つけて頂く事に主眼を置いています。

それはなぜ?もちろん事業繁栄の源だからです。