第6期第1回 評議員会・理事会

社会福祉法人、第5期の事業計画報告がなさました。

2月に2棟目が開所し、資料が心なしか分厚くなったような・・・・

地元住人代表の理事の方から、1棟目から感じる温かさについてお話がありました。

定期的に古新聞を持参頂くのですが、それはウオッチングの良い機会だそうです。

「いつ伺っても職員の笑顔と対応がよい」「将来お世話になるにふさわしい施設」

とありがたいお褒めを頂きました。

先輩施設に見習って、2棟目の個性を楽しみにしています。

組織力

現場力に左右される

コンサル先のクリニックでは、集団健診を実施する時期がやってきました。

半日で200人の受診者に対応していきます。

この日に合わせ、クリニック内部も模様替えし、準備万端で臨みます。

 

コンサルタントとしては、

この機会を通じ内発的モチベーションの向上に主眼をおきました。

向上させる最大の鍵として、自立性、有能感、関係性の3点があります。

中でも重要で欠かせない要素が自律性です。

半年前、初回の打ち合わせの段階で、他者に統制されている感覚や

前例通りやるものという、非主体的な捉え方を払拭させて頂きました。

究極は、「やりたいか」「やりたくないか」であり、

やりたいなら、それは何故かが重要です。

医療関係者として、健康を取り扱うプロとして、

健康をチェックさせて頂き、意識付けの機会を短時間に頂けるのです。

 

そこに気づけたら、関係者間の協働力も強化されます。

「検査ミスをしてはいけない」というより、「ミスはしたくない」と思えると、

自分の主業務以外にも目配りができるようになります。

当然ですが、検査ミスはありませんでした。

 

最終報告では、準備からスタッフが一つになったように感じられたこと、

お互い笑顔で対応できた事が嬉しかったということでした。

運営コンサルタントとしては、業務をやり遂げてもらうだけでなく、

仕事を通じて新たな自分を見つけて頂く事に主眼を置いています。

それはなぜ?もちろん事業繁栄の源だからです。

 

新企画の導入

労働安全衛生法改正を受け、ストレスチェック制度が義務化されました。

平成27年12月より、労働者50人以上の事業所は、

毎年1回すべての労働者に対し実施することが義務付けられたのです。

かつて私が、健診を専門とした業務についている事を知っている知人の会社は、

「御社で取り扱わないの?」と聞いてくれます。

弊社の事業ドメインは、経営・運営のコンサルティングです。

 

よって依頼先のクリニックに必要とあれば導入しますが、

事業領域から外れている場合にはおすすめはしません。

調整も色々、作業工程のみをアウトソーシング、自社へのシステム導入など。

オペレーションもコストも違う為、導入趣旨によって変わってきます。

院内研修会

医療職の存在価値が高まる!

数ヵ月前に任命させて頂いた研修担当の方が実力を発揮。

方法や資料にあらゆる工夫が感じられます。

 

お願いしたミッションは、

①医療者以外のスタッフにも分かりやすく伝える。

②医療者以外のスタッフが自分達の仕事に興味や自信が持てる。

③予約希望者や受診者の立場に立って答えられるスタッフとなる。

④他の医療者も分かりやすく表現できる。

⑤ケースに合わせ思考し返答できるスタッフとなる。

⑥健康診断の重要性を肌感覚で捉え、熱意が伝えられるスタッフとなる。

 

見学学習、体験学習で興味を持ってもらってから、知識学習に入ります。

また知識学習の効果測定レポートは、覚えているだけでは書けない内容です。

質問項目を見ていると、まさに一般の受診者が疑問に思うだろうな、

この角度で質問してくるだろうなと思うものばかりです。

回答をみていると、医療の知識や制度をはじめ、相手の年齢や体調などを

総合的に考え、答えようとしていることが分かります。

自分の適切な返答が、相手の喜びや安心に繋がることが実感できると、

仕事への遣り甲斐にも繋がっていくのです。

 

研修を通してマニュアルにはない、暗黙知の共有を意識しています。