強い組織

昨日に引き続き

東北で関わらせて頂いた別の施設の

施設長よりメールを頂きました。

いざという時に

自分達で出きる最大限の行動を

必死でとりながら

対応している様子が伝わってきます。

お久しぶりでございます。

 
震災につきましては、

停電等のライフラインの確保が難しい状況でしたが、

秋田、庄内方面までの燃料の調達、

送迎車にて職員の乗り合い送迎、

食材確保のため近所のスーパーや

産直への問い合わせを行い、


入居者や利用者への

サービス提供の制限はほとんどなく

何とか乗り切れそうです。

 


停電時は職員が家から数台持ってきた

反射型のストーブで暖をとり


ご利用者、職員はラジオに耳を傾けて情報をとり、

近所のお寺さんから
いただいた

ろうそくと送迎車両の電灯で光をとりました。

 

夜勤体制も通常の2名から4名に変更しました。

心配で気が気でない職員が
自発的に参加してくれ、

その行動に感謝です。
 

停電翌日は男職員で

燃料確保班と発電機を探す班に分かれ行動しました。

一日かけてやっと探した故障中の発電機!

それを修理し直ったのは夕方でした。


夜の試運転を終えて

ファンヒーターを準備している際に

停電が復旧した際は、


良かったけど…少し複雑な気持ちでした。

その後、ご利用者家族へ連絡を行い、

お互いにほっとしました。

 

また電気は復旧されましたが、

燃料確保が極めて難しく、

遠方から出勤している職員は、


施設内に寝泊り生活を実施しております。
 

そんな中でも、

いつも通り皆さんに笑顔でいただけるよう

サービス提供には心がけております。

幸いにも震災発生から

体調不良となるご利用者は一人もおりません。

 

非常勤職員の一人には、

被災地出身で両親との連絡が取れない者もいましたが、


そんな時でも一職員として業務を全うする姿に涙がでました。

震災から3日後に無事に連絡がとれております。

本当に良かったです。
 

被災地からの報道が毎日のように続く中、

職員より毎月貯めている福利厚生会費を


全額義援金の形で使ってもらってはどうだろう

という提案があり、全職員から了解を得ました。


これから手配したいと思っております。

・・・ ・・・
                             以 上

         

自分達がこれまで守ってきたものを、

これからも守り続けたい・・・ ・・・

この施設からは、

普段からこんなメッセージが伝わってきてました。

改めて組織力の強さを見せていただきました。