長崎・離島に訪れて

以前から長崎の在宅医療に携わる

知人の医師から話は聞いていました。

「長崎はね

坂が多いから

退院の話を出す時には

周辺の生活環境も検討要素なんだよ」と。

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今回はそんな知人に

普段の訪問コースを案内してもらいました。

確かに坂、坂、坂。

車で玄関横まで行けず、

広場で駐車して

徒歩で訪問するとは

聞いていましたが

現在の炎天下では

なお大変です。

デイサービスの送迎のシーンです。

やはり広場に車を駐車します。

社内にもう一人の職員と利用者を残し、

デイサービスの職員と利用者が

自宅へ向かい歩き始めます。

職員がしっかりと寄り添い、

杖を使った利用者の方が、

一生懸命に歩いて行かれます。

下って、登って、曲がって、また登って・・・

後半は一つの階段にも足を上げるのに

一苦労です。

寄り添う職員はせかすでもなく

声をかけ励ましながら・・・・

時間にしたら13分でしょうか。

送迎ですから、

当然

朝と夕方の2セットです。

山形の雪にしても

長崎の坂にしても

皆さん、その地域の事情に合わせ

頑張っていらっしゃいます。


”最初から出来ないです、無理です”

ではなく、

”出来るにはどうしたらいいか”

この精神を改めて振り返る良い

機会だったと思いました。

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離島の病院にも船に乗って

定期的に医師が出向くそうです。

誰かが誰かを支えて支えられて。

船に乗り、

離れていく陸を眺めながら

感慨深いものがありました。

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