おもてなしの形

山形ー大阪間はCRJ-200という

小さめの飛行機が活躍しています。

通常飛行機の座席は通路側を指定する私。

何か作業をする場合に便利だからです。

例にもれず、行きの機内でも資料確認に没頭。

そして大阪行きの最終便での出来事。

キャンディーをくばりに客室乗務員の方がこられました。

私がふと目に付いたのは、飛行機のポストカードです。

なにげに手に取り、少しだけ飛行機について会話。

「飛行機はお好きなんですか?」の一言に、

はっと我に返ったのでした。

そうです!

私は海外の一人旅と同じくらい飛行機が

好きなんです。

かつては「リーズナブル旅行」が定番の私。

乗り継ぎ時間が半日あっても、

まったく苦にならなかったのです。

飛行機の離発着を見ているだけで

ワクワクしていたものです。

すっかりそんな自分を忘れていました。

「この飛行機の特徴は高度が低いので、

飛行機から景色が楽しめますよ」

さりげなく通過時間を書いたマップを

持ってきてくださいました。

良く見ると懐かしい諏訪湖や知多半島が見えるとのこと。

またさらに、飛行機を降りる時には、

ポストカードとメッセージをくださり、

「次回は是非お昼間にお楽しみください」と一言。

短時間のフライトの中、

メッセージには詳しく書かれていました。

飲み物サービスではなく、

心に届けて下さった”おもてなし”でした。

Jal